2009年 08月 17日
MBA受験の成功の鍵 - 不退転の決意 |
そろそろMBAの出願の第1ラウンドが始まる時期ですね。
僕はちょうど去年の今頃、エッセイの作成や出願に奮闘していました。
そこで、自分のMBA受験を振り返って、何が成功の鍵だと思うかを振り返ってみたいと思います。
①プロセスマネジメント
人によると思いますが、MBA受験はスコアメーキングから合格までトータル一年近くの長丁場です。そして一方で、ご存じの通り早いタイミング(例えば第一ラウンドで)で出願すればするほど、競争が少なく有利な仕組みになっています。
私は、受験を始める最初の段階で、一年間のロードマップを作りました。
そして思い通りに進まないことが多かった受験プロセスの中で、最初に決めたスケジュールだけは頑なに守り通すようにしました。
期間を最初に決めて、その期間を過ぎたら手持ちの点数で妥協する。そうすることで、スコアメーキングで悩んで長期戦になるより、より真摯にテストに取り組むことができ、結果としてスコアも伸びました。
②出願校のポートフォリオ戦略
出願校を決める際には、2つポイントがあると思います。
一つは、エッセイ作成を効率化させること。
例えば、ファイナンスの強いA校が第一志望とします。この場合、第二・三志望も、ファイナンスに特色のある学校を選ぶと、非常にエッセイ作成の効率が良くなります。
当たり前の事を言っているように聞こえるかもしれませんが、僕が受験相談を受けた中で、エッセイ作成の効率を度外視して特色の大きく異なる学校を受けようとしている例が意外に多かったように思います。
二つ目は、プロフィールが似通った人の受験動向を把握すること。
僕の場合、所属していた経営コンサル会社の東京オフィスから同時期に約10人MBA受験をしていました。おそらく、同じ会社の東京オフィスから、2人同じ学校に受かる確率は低いと判断したので、同僚と学校が重ならないか、重なる場合は同僚よりも早く出願できるのか、という状況把握に非常に敏感になっていました。
僕のように、社内に競争相手がいるケースは少ないかもしれませんが、どのような人がどのような学校をどのような時期に出願しようとしているのかについて、アンテナを張っておくに越したことはないように思います。
③MBAに行くという決意
受験の過程では、当然、思い通りに行かないことが多くて度も挫けそうになる瞬間があります。
そして、MBAを諦めるのは非常に簡単であって、基本的には、自分以外に損をする人はいないのです。
何度と無く頭に浮かんでくる、「受験をやめようか・・・」「来年に延期しようか・・・」という甘い誘惑に打ち勝つ強い決意があることが重要なのです。
そして、上記の①・②・③は決して独立した要素ではない!というのがポイントです。
何を言いたいかというと、③のMBAに行くという決意の強さにより、①プロセスマネジメントや②出願校のポートフォリオ戦略をどこまでやり切れるかは大きく影響されるのです。もし、何が何でも来年MBAに行くんだと決意したとします。そうすれば、自然と①プロセスマネジメントにも力を入れるだろうし、本気で受かろうと思ったら②出願戦略も真剣に考えるだろう・・・ということなのです。
僕が受けた受験相談では、
①の何をいつまでにやればいいのかが解らないというプロセスマネジメントに関する悩み
②どの学校を受ければいいか解らないという出願戦略に関する悩みが
この2つが圧倒的に多いです。
そして、このような悩みを持っている人の話をよくよく聞いてみると、実はMBAに行くかどうかという根本のところ(③MBAに行くという決意)で迷いを持っているケースが圧倒的に多かったです。
要は、今年受けるという決意が固ければいつまでに何をやらなければいけないかは自明だけど、そうでなければ来年に受験を延期しようという誘惑と常に戦わなければいけないということ。
なので、もしMBAに何が何でも行くんだ!という不退転の決意を持っている方がいれば、
それだけで他の人たちを二歩も三歩もリードしているということになるんだと思います。
MBAに行くという決意を忘れずに、出願準備中の方は頑張ってくださいね!
追記: MBA受験をされている方へ。
もし、MBA受験に関する特定のトピックについて、より詳しく知りたいというご意見があれば、お気軽にコメントをいただければと思います。できるだけ早く、関連した記事をアップしたいと思います。
僕はちょうど去年の今頃、エッセイの作成や出願に奮闘していました。
そこで、自分のMBA受験を振り返って、何が成功の鍵だと思うかを振り返ってみたいと思います。
①プロセスマネジメント
人によると思いますが、MBA受験はスコアメーキングから合格までトータル一年近くの長丁場です。そして一方で、ご存じの通り早いタイミング(例えば第一ラウンドで)で出願すればするほど、競争が少なく有利な仕組みになっています。
私は、受験を始める最初の段階で、一年間のロードマップを作りました。
そして思い通りに進まないことが多かった受験プロセスの中で、最初に決めたスケジュールだけは頑なに守り通すようにしました。
期間を最初に決めて、その期間を過ぎたら手持ちの点数で妥協する。そうすることで、スコアメーキングで悩んで長期戦になるより、より真摯にテストに取り組むことができ、結果としてスコアも伸びました。
②出願校のポートフォリオ戦略
出願校を決める際には、2つポイントがあると思います。
一つは、エッセイ作成を効率化させること。
例えば、ファイナンスの強いA校が第一志望とします。この場合、第二・三志望も、ファイナンスに特色のある学校を選ぶと、非常にエッセイ作成の効率が良くなります。
当たり前の事を言っているように聞こえるかもしれませんが、僕が受験相談を受けた中で、エッセイ作成の効率を度外視して特色の大きく異なる学校を受けようとしている例が意外に多かったように思います。
二つ目は、プロフィールが似通った人の受験動向を把握すること。
僕の場合、所属していた経営コンサル会社の東京オフィスから同時期に約10人MBA受験をしていました。おそらく、同じ会社の東京オフィスから、2人同じ学校に受かる確率は低いと判断したので、同僚と学校が重ならないか、重なる場合は同僚よりも早く出願できるのか、という状況把握に非常に敏感になっていました。
僕のように、社内に競争相手がいるケースは少ないかもしれませんが、どのような人がどのような学校をどのような時期に出願しようとしているのかについて、アンテナを張っておくに越したことはないように思います。
③MBAに行くという決意
受験の過程では、当然、思い通りに行かないことが多くて度も挫けそうになる瞬間があります。
そして、MBAを諦めるのは非常に簡単であって、基本的には、自分以外に損をする人はいないのです。
何度と無く頭に浮かんでくる、「受験をやめようか・・・」「来年に延期しようか・・・」という甘い誘惑に打ち勝つ強い決意があることが重要なのです。
そして、上記の①・②・③は決して独立した要素ではない!というのがポイントです。
何を言いたいかというと、③のMBAに行くという決意の強さにより、①プロセスマネジメントや②出願校のポートフォリオ戦略をどこまでやり切れるかは大きく影響されるのです。もし、何が何でも来年MBAに行くんだと決意したとします。そうすれば、自然と①プロセスマネジメントにも力を入れるだろうし、本気で受かろうと思ったら②出願戦略も真剣に考えるだろう・・・ということなのです。
僕が受けた受験相談では、
①の何をいつまでにやればいいのかが解らないというプロセスマネジメントに関する悩み
②どの学校を受ければいいか解らないという出願戦略に関する悩みが
この2つが圧倒的に多いです。
そして、このような悩みを持っている人の話をよくよく聞いてみると、実はMBAに行くかどうかという根本のところ(③MBAに行くという決意)で迷いを持っているケースが圧倒的に多かったです。
要は、今年受けるという決意が固ければいつまでに何をやらなければいけないかは自明だけど、そうでなければ来年に受験を延期しようという誘惑と常に戦わなければいけないということ。
なので、もしMBAに何が何でも行くんだ!という不退転の決意を持っている方がいれば、
それだけで他の人たちを二歩も三歩もリードしているということになるんだと思います。
MBAに行くという決意を忘れずに、出願準備中の方は頑張ってくださいね!
追記: MBA受験をされている方へ。
もし、MBA受験に関する特定のトピックについて、より詳しく知りたいというご意見があれば、お気軽にコメントをいただければと思います。できるだけ早く、関連した記事をアップしたいと思います。
by koroku-in-NY
| 2009-08-17 00:57
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